ラスターモザイク処理 |
ラスターデータセットのレジスタ処理により位置情報を与えられた複数のデータセットは,それぞれの位置情報により重ね合わせることが出来る。例えばレジスタ処理4で作成した2枚の空中写真は図のように重ね合わせることが可能である。 この場合,空中写真のレジスタ処理により生じた写真周辺の空白部分が,下の写真を覆い隠し,合成写真の表示に不都合を生じさせている。 1)マップクリッピング クリッピング処理により写真周辺の空白部分を除去することが可能である。 (1)画像のクリッピング クリッピング処理を行いたいラスターデータセットをマップ表示させ,メニューより『マップ/マップクリップ/ポリゴン』を選択。ポリゴン入力アイコンがマップ上に現れるので,このアイコンを利用し,写真の必要範囲を左クリックによりポリゴン作成する。範囲を入力完了は右クリックによる。 (2)パラメータの設定 範囲指定後,マップクリッピングウィンドウから『処理対象データセット』及び処理結果データセット名称を決定し,処理開始。 マップクリッピング処理されたデータセットは写真周辺の空白部分は除去され,空中写真の重ね合わせが不都合なく行える。 2)モザイク処理 上述の2枚の空中写真を合成し1枚のラスターデータセットを作成することが可能である。 (1)マップクリッピング処理を施した空中写真データセットを重ね合わせ,メニューより『マップ/ラスターデータのモザイク化』を選択。 (2)ラスターデータのモザイク化ィンドウから『処理対象データセット』及び処理結果データセット名称を決定し,処理開始。 処理終了後,合成されたデータセット''mosic''が作成されている。 |