データソースの作成

  参照レイヤーを利用したレジスタ処理の場合,処理をしたいデータセットと参照するデーターセットを同じデータ内に配置することは可能であり,この場合,新規データセットの作成を省略できる。しかし,参照するデーターセットを含むデーターソースが肥大化し,その作業性や安全性などに不都合が生じるため,この方法は勧めない。
 GISデータには,各プロジェクトで共通に使えるデータと,プロジェクトで作成し,そこでしか利用しない(利用できない)データがある。普通は共通に使えるGISデータとプロジェクト固有のデータを別データソースとして作成するとその後のデータ利用が便利になる。
 
 参照レイヤーを利用したレジスタ処理で,このデータセットを含むデータソースと同じ座標系を持つデータソースを『座標系のコピー』により新規に作成する方法を示す。
 
(1)データソースmap25k2_vecを参照レイヤーとして利用するため,同データソースを開く。


(2)新規データソース作成手順に従って,『新規データソース』ウィンドウから『投影コピー』ボタンを押す。


(3)『投影系コピー』ウィンドウから,コピー元のデータソースmap25k2_vecを選択する。


(4)『新規データソース』ウィンドウの『OK』ボタンより作成完了。データソースmap25k2_vecと同じ座標系のデータソースが作成される。