ラスターデータのバーチャルラスタの構成・モザイク化
 
 1/25000地形図(ラスタ)4枚にジオリファレンス処理後,マップ表示すると,それぞれの位置情報にあった位置に地図が表示される.この地形図の場合,地図余白が邪魔をして,きれいに接合できない.
   
 マップクリッピングを行い余白を除くことで,接合がうまくいく.
   

 バーチャルラスタの構成
 幾つかのラスタデータを開きマップを構成する場合,1個のファイルにまとめることができる.ただし,実際のラスタデータをモザイクし1個のデータとしているわけではなく,レイヤー上で1つのファイルとしてふるまうようにしている.
 @メニューより 「ラスタ」/「バーチャルラスタの構成(カタログ)」
 A設定ウィンドウより,入力ファイル名(複数指定)と出力ファイル名を設定.入力ファイルではフォルダーごと指定することが可能.
    
 B処理開始.
 
 処理後生成されたmap25k.vrt をレイヤーに追加すると,1枚のラスタデータのようにマップ上でふるまう.(下図のレイヤー表示部分の違いに注意)
  
 
 モザイク処理
 複数のラスターデータを1枚に融合する処理
 メニューより 「ラスタ」/「結合」 . モザイク処理を行いたいラスターを複数設定し,出力ファイル名を指定する.
    
 この処理で生成したデータは1個のラスターデータとなるので,ラスタに対する通常の処理が可能になる.
 
 大きなラスタデータの高速表示
 ラスターデータのサイズが大きなものは表示スピードが遅くなる.特に小縮尺で全体表示表示する場合.
 ピラミッドを作成することで高速表示が可能になる.
 メニューより 「ラスタ」/「オーバービューの作成(ピラミッド)」より,作成したいラスターを選択する.