接峰面図による沖縄島北部の地形解析
沖縄地理22号、p1-16
GISソフトを使いデジタル等高線データから埋谷法による接峰面図及び接谷面図の作成方法を開発した.この方法により,広範囲の解析や谷埋め距離などの作成条件変更による複数の解析図を作成できるようになった.また,接峰面図等もデジタルデータとして生成されるため,これを基に様々な数値地形解析結果を得ることができた.これらの適用例として,沖縄島北部の塩屋―平良以北の埋谷法接峰面図,接谷面図,起伏量図など地形解析図を作成し,同地域の地形特徴や発達過程を考察した.山地,丘陵,水系などについて,先行研究に比べ地形計量値を使った詳細な考察が行えた.本研究からは,福地川流域や周辺丘陵で活断層による丘陵・台地の変位,それに伴う河川流路の変化の可能性が高いことがわかった.
キーワード: 沖縄島, 接峰面, 接谷面, 埋谷法, DEM
接峰面図による沖縄島北部の地形解析
J-STAGE
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