標高データ
SRTM3を使って作成した地形図をグーグルアースで表示できるようにする方法を示します。
1.SRTM3のDL方や利用法、SuperMapでのグリッドデータの表示方法は、それぞれのリンク先から確認してください。
作成した地形図は以下のようになります。この例では陰影図を背景に彩色図を配置して、彩色図を半透明にしていますが、開度図などを背景にしてもおもしろいと思います。使用したい図を完成させたら、次に進みます。
2.メニューより、「マップ」/「画像ファイルで保存」に進みます。下の設定ウィンドウを使って、
@出力画像ファイルを決定します。ファイル名のフォルダーボタンを押して、保存場所と画像形式、そして名称を決めます。画像形式はjpgがいいでしょう。
Aこのウィンドウの範囲は非常に重要な数値ですので、上下左右の数値を控えます。
BOKボタンで処理開始になります。
今回は、この処理でtsugaru.jpgがデスクトップに生成されます。このマップ表示と設定で、2000×2000程度の画像が生成されますが、グーグルアースで取り扱える1枚の画像はこの程度の大きさが最適です。
3.グーグルアースに設定します。今回のデータを設定する位置付近を表示させていた方が何かと便利です。
@下の図のように、「保留」右クリックから、「追加」/「イメージオーバーレイ」と進みます。
Aグーグルアース用ファイルの名称を設定し、、オーバーレイする画像を、参照ボタンを使って設定します。今回はtsugaru.jpgを設定します。
B場所タブに進み、北南東西に画像のジオリファレンスデータを設定します。このデータは2.で表示されたウィンドウの上下左右の値です。
北←上、南←下、西←左、東←右と入力していきます。グーグルアースのウィンドウは度分秒単位で表示されていますが、入力はSuperMapウィンドウの度単位でかまいません。コピー&ペーストで作業を行うと便利です。北緯、東経を表すN及びEをつけるのを忘れないように。設定終了後OKボタンを押します。
4.グーグルアースでの表示とkmzファイルの保存
これらのデータはkmzファイルとして保存可能です。この「津軽」右クリックより保存設定に進みます。
保存したkmzデータは、インターネット等で公開することもできます。ここで作成したkmzデータ
を右クリックより、自分のパソコンにDLしてグーグルアースで表示してみてください。
5.応用と発展
SuperMapViewerではGeoTIFF形式データをインポートする事ができます。上記方法とインポートを組み合わせることで、グーグルアースで利用できるようになります。
複数のラスターデータやベクトルデータを使って、きれいな地図を作製すれば、ラスターデータとして出力できますので、グーグルアースで利用できるようになります。
処理したデータが緯度経度系データでない場合は、SuperMapで一端、ラスターデータセットとして保存し、その後座標系変換を施せば利用可能です。この方法は当HPで解説積済みです。参考にしてトライしてください。
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